ときめきメモリアル4

 これが、俺たちのときメモだ。



 非常にわかりにくい表現で申し訳ないのだが、かなり的確な言い方だと思う。思えば、『1』が発売したのはたしか94年。さすがに話にならない。『2』はたしか00年でまさにクリティカルヒットしたのは事実なのだが、どこか違和感が残っていた。『3』はノーコメント(笑)。


 そして『4』。これだ、これが俺のときメモだ。俺自身が、高校というこのゲームの物語の舞台を去ってからもう10年近く経とうとしている今である。『ラブプラス』のような、自分で自分を騙している感覚はなく、『アマガミ』のような、ある意味で自分がいない物語というわけでもない。ただ俺自身が、画面の中にいる感覚が、この『ときメモ4』にはある。


 俺がなにを言っているのかわからないが、なにが言いたいのかわかるというやつは『ときメモ4』を買うべきだ。そして俺と一緒に『きらめき高校同窓会』に出席して、一度も会ったことのないクラスメイトたちと盃を交わすんださあ早く!





 でも、ちょっとだけ不満な点もあるのだ。


 今は語堂さんとキャッキャウフフしているのだが、何度デートの帰りに家の前まで送っても、一回も「忘れものしちゃった」とか言ってチュッチュしてくれないんだ。ついさっき手を繋ぐところまでいったからもうすぐだと思うんだけども、そこの日記を見ているあなたおかしいと思いませんか思うでしょうぼくもそうおもうんですまなかはいつでもすぐにちゅっちゅちゅっちゅってなんだろうこんなじかんにだれかたずねてきたぞうわなにをするやめ