有言実行

 言ったからには感想書こうと思いました。


・灼眼 の シャナ 一巻
 個人的には女の子が活躍するのは結構だが、実に結構だが、私は主人公に感情移入して読む質なので最後は男に直接的に戦っていただきたいものだと思うところ。うーん、この作品は読者・作者が面白く思う・思わせる位置がずれているように思える。いい例が思いついたので挙げますが、ブリーチの一話ってこれの逆バージョンですよね。女の子が戦ってたんだけど、お前はどいてろ俺が戦うってパターン。思いついたのがブリーチなので素直に賛成しにくいのですが、個人的にはああいうパターンの方が好み。……うん、最初から間違っているという気がしてきました。そもそもこれはあれなんでしょうか、戦うツンデレ女の子とキャッキャウフフするラノベであって、私の完全なる見当違いですかそうですか。つーかむしろ、釘宮なんでしょうか。一応、限界を感じるまでは読み進めるつもりですが……。


・ぜろの使い 魔
 全巻買う気満々な俺参上。いや、これファンタジーとキャラクターの使い方がうまーく出来てるので、はいはい桃シャナ桃シャナとか言われたらジョセフばりに殴りつけてから「メリケンサックならあんたのズボンのポケットに入ってるぜ!」とか言いかねない。ああ、グリーングリーンは面白かった、本当に面白かったよ(特に男の面子が)。元々ギャルゲーライターだったせいか、台詞にしろ描写にしろ読みやすい分かりやすい文章なので、なんというか左クリックのいらないギャルゲやってるみたいな感覚。王道ってやっぱり素敵だわ。


・とある魔術の 禁書目録
 必殺の前後一行空けが光る。ボーイミーツガールで最後の障害を主人公が排除するという男子中高生が大好きな話。俺含む。疾走感があって全体的に読みやすいのですが、よくよく考えてみると超能力学園と魔法使いというコマがあるにも関わらずそれらの対決という要を欠いており、続巻でそれをやるのかと鷹さんに聞いてみれば「ひとおもいに右手でやってくれ」という返答だったのでガックリ。おまけに一巻のヒロインがこの先みそっかすで不人気扱いだそうじゃないか。ヒャアもう我慢でき(略)。


・F
 どうでもいいどうでもいい、ああ息をするのもどうでもいいと言わんばかりのユルリさんのプッツンぶりが光る。キャラクターに行動原理に基づいていない行動をされる不快感を感じずにはいられない私ですが、全編に渡ってそれをやってくれるユルリさんとはもう拳と拳を合わせるしかないと思う。この作品にはキャラクターが数人いて、その行動理由の先に必ずユルリさんがいらっしゃるので俺はもう駄目です。しかし二巻も読む。


・死神 の バラッド。
 祝ドラマ化(笑)。悲劇に首をつっこむやさしい死神という定型を一話完結で進めるわけですが、あれですね、これは童話的な面白さであって、死神だからってブリーチを期待するのは確実に間違っている。しかしながら、せめて、ですノート分とか……。



ぜろ>>>禁書目録>>>>>>F>灼眼>バラッド。


現在、銀英伝は17巻。