ブギーポップ・カウントダウン

 対戦ゲームを語りだすと私がよく口走る“そもそも対戦ゲームにならないキャラを使って勝つ理論”で、必ず出てくるドットイーター*1やフレームイーター*2の先にある一種の極致ですが、そのモデルは『ブギーポップ』に登場する“イナズマ”のことであり、それを再確認してテキストにしようと思ってエンブリオの前後編を読んでみたらやべーめっさ面白い。

 昔は「イナズマまじ俺の理想」とか思いながら読んでいたんですが、読み返してみるとあら不思議、この巻は抽象的な物言いが多くて意味がわかるようなわからんようなとこがすごく多い。とはいえ今回読むまで、そんな印象すらなかったんだからちょっとは自分も成長してるのかなー、とか思って巻末の発行年月日をみてみたら脱力。わーお二十世紀。そりゃ印象ないよ、だってたぶんこれって忘れてるだけじゃないすか。忘れてるってことは結局身になってないってことで、つまりは無駄な事? でも忘れたい事とかもあるからなー、まあまた楽しく読めるって前向きになってみる。こういうときに(自主規制*3)でいてよかったなあとも思うけど、明日の昼ごろまた絶望するんだよね。それこそ忘れたいってのに。

 はぁ、ほんま上遠野愛してる。

*1:1ドット(1/10mmくらい?)単位で物事を見切る人のこと。つまり人外。

*2:1フレーム(1/60秒)単位で物事を見切る人のこと。つまり人外。

*3:ま〜る〜で〜、透明に〜なった〜、み〜たい〜